総務の業務
「総務」と聞いてみなさんはどんな業務を思いつきますか。
100名規模以上の企業であれば、1人ぐらいは総務専任がいて
それ以下であれば他部門との兼業でやっている感じかと思います。
実際の総務業務といえば、
大項目だけでもこんな感じ。
小項目をあげればキリがありません。
しかも企業によって、業務の範囲・幅・粒度が大きく異なるのが特徴です。
総務のミッション
では総務は何のために存在するのか。
総務のミッションとは何なのか。
業務を消化するだけでは、存在する意味がありません。
私の考える総務のミッションは、突き詰めていくとこれに尽きます。
ビジョン・ミッションを実現するための
企業 ( 組織 ) のレベルアップ
それぞれの企業にはビジョン・ミッションが掲げられていると思います。
これらの実現のために企業は存在しているとすれば、
総務は実現をドライブさせるために組織をレベルアップさせるために存在しています。
最近では ”攻めの総務” や ”戦略総務” という言葉が提唱されています。
攻め(投資)にしろ、守り(管理・既存業務改善)にしろ、
企業が組織として強くなる、ひいては業績アップや事業拡大をして、
ビジョン・ミッション実現に一歩近づく。
このことに寄与しなければ、その仕事は意味がないのかもしれません。
(総務に限った話ではないですが)
なんでも屋の総務
幅広い業務を遂行するため「総務って何でも屋だよね」と言われがち。
逆を返せば、何をやっても(会社がレベルアップするなら)いいわけです。
※もちろん会社へのオーソライズ等は状況に応じて必要
何かをやると、人間はやった気になる生き物です。
やった結果、
・何がどの程度改善するのか
・誰がどの程度助かるのか
など組織に対しての影響(インパクト)を考えて業務遂行をしなければ、
ただのオペレーターになります。
AIやRPAの台頭でオペレーション業務は機械へ代替されていく時代、
戦略総務という分野・認識がもっと広がっていけばいいなと思っています。
総務のアップデート
突き詰めれば突き詰めるほど、知識の幅が必要だなあと実感しています。
それは、組織のレベルアップをミッションとしたときに、
これまでの総務領域だけでは達成ができないからです。
一般的な総務領域の知識だけではなく、
・コーポレートアイデンティティ(CI)
・マーケティング
・広報
・組織開発(人事)
・会計
・プロジェクトマネジメント など…
これから領域もカバーしていく必要がある。
個人的には「 総務 – SOMU 」という言葉自体のアップデートが必要と考えています。
世の中の総務のオペレーティブなイメージで固定しきっているため、
総務という言葉自体を変えたいのです。
最近では総務部という名前ではなく、別のネーミングを採用する企業もでてきました。
この流れが大きくなっていくように個人的にも活動していきます。